石川農園の家族を紹介します。
とうさん 石川 武(57歳)
東京生まれの東京育ち、クワなど持ったこともない人間が農業を始めて早28年目になりました。
21,2歳の頃、電気も水道もないインド、ネパール、東南アジアの田舎を旅しました。 そのとき体験した大自然、苛酷な環境の中でたくましく生きる人々の笑顔、この強烈な体験がコンクリートに囲まれたサラリーマン生活をあっさりと終わらせてしまいました。
山が縁で出会った妻と共に、脱サラ人のための百姓塾に入り、研修を一年受けここ八千穂村(現佐久穂町)に29歳の時に入植しました。 初めは七転八倒でしたが10年が過ぎた頃から納得のいく作物が取れるようになりました。
大雪、大風、長雨、かんばつ、大寒波といくども自然災害には、痛い目に合わされましたが、お日様が出て光があふれる時、心からありがたいなと思います。人生にも大空にも時に猛烈な嵐が吹き荒れますが、お陽様は変わることなく私たち、いのちを守ってくれていると思うこの頃です。
かあさん 石川 ひろ子(56歳)
農業とは無縁に育ちました。大好きだった東京での仕事も夫と出会い未練なくピリオドを打ち、大地と共に生き26年。見事なまでに無駄のない自然の営みの中にいる充足感、厳しくも美しい自然、美味しい野菜たちに大きな感動を得てきました。
しかし13年前より関わっている中学生達からのより大きな感動に魅せられ、ウィークデイはフルタイムの中学校の教員、週末のみの百姓となり数年がたちました。若い頃会社勤めから学んだこと、20年間畑から学んだこと、子育てから学んだこと全てを教育現場で生かしていきたいと思っています。・・・実際「すご~くそれらの経験が生かされている!」と感じることしばしばです。
農業への関わりは少なくなりましたが、大好きな夫と大好きな野菜達の応援をしています。
長男、次男、三男
子どもは男子3人おりますが、長男、三男は東京で夢を追っています。親がぎっくり腰で苦しい時、ビニールハウス倒壊など危機の時は帰省し農作業を手伝ってくれて大いに助かりました。
次男は重い自閉症、知的障害があり言葉は話せませんが、毎日作業所に通い、ニコニコ笑顔で農作業の疲れを癒してくれる『癒し系好青年』に成長してくれました。さらに食器洗いも元気にしてくれて働く姿勢に感動です。
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